トップページ >> 森家の歴史 >> 2.鎌倉時代の森家
森家の歴史
 
(鎌倉時代・13世紀)
この時代もまだ森家の家伝的な時代です。確たる証拠が見つかっていません。吾妻鑑に登場する逸話から幾つかご紹介します。

■源頼朝と源頼隆

 義隆が戦死した当時、彼の息子頼隆は生後僅か50日であったという。しかし、父の罪状を問われて幼いながらも乳母を連れて下総国(千葉県)に流罪となった。
下総を統治していた豪族、千葉常胤は彼を大変不憫に思い、我子のように育てたが、やがて源頼朝も関東に流されてきた。頼朝はこの地で体制を建て直し、再起を図ろうとしていたが、その折に下総国府(現在の千葉県市川市)で千葉常胤と面会した。
常胤は預け身であった頼隆を頼朝の御前に連れ出して、琵琶湖に沈んだ義隆の忘れ形見であると紹介すると、当時身寄りの少なかった頼朝は、「そうか、それならば我一族ではないか、そのような下座に座っていないで、こちらへ来い」と、まだ幼い頼隆を上段に座る頼朝の横に座らせたとつたえられています。

1.森家の興り 3.森家と戦国時代

Copyright©2009 mori-family.com. All rights reserved.
当サイトに掲載されている内容(文章・写真および画像など)の一部または全部を、無断で使用・転載することを固くお断りいたします。