元亀元年(1570)美濃金山城主・森可成の6男の末っ子として金山城(現在の岐阜県可児郡兼山町)に生まれ、幼名は仙千代と言った。生まれた時、父可成は信長の命によって近江坂本城で交戦中であり、そのまま帰らぬ人となっている。そのために父を知らない。
森家は武門の家としては典型ともいえる性格で、父可成公は坂本城を死守して戦死、長男可隆は姉川の戦いに初陣し、越前手筒山で戦死、次男長可は小牧長久手の戦いで徳川家康と対峙して銃弾に倒れた。三男蘭丸公・四男坊丸公・五男力丸公にいたっては、かの有名な本能寺の変で織田信長公を守って戦死している。忠政公は森家の男子では唯一戦死を免れた人物なのである。


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